遅ればせながらblack midiの虜になる

2000年代以降のバンドに疎すぎて、お気に入りになるような新しいバンドを見つける楽しみから遠ざかっている。
東京から離れたことによりライヴを観ることもなくなり、同じような音楽ファンが周りにいた環境から一気に誰もいない状況となったことや、以前はCS放送でも洋楽の番組はけっこうあったはずなのが、気づくと邦楽の番組に埋め尽くされ観るものがなくなってしまった。
それに加え音楽雑誌の類はもう何十年も読んだことがない。

みんなどうやって音楽の情報や新しいアーティストを見つけているんだろう…と思っていたところ、BBCラジオから得るというお話をSycoさんがブログに書かれていた。
いいな~BBC6、BBC制作のドラマも面白いのが多いんだよね~とかぼんやり考えていたところ、それが日本でも聞けるらしく早速聴き始めてみた。
懐かしいものから新しいものまで網羅されていて、あたりまえだけど洋楽しか流れないなんて天国!日々の楽しみが1つ増えた感じ ^ ^

さてさて、遅ればせながら出会ってしまった衝撃的な曲に不気味なMV、UKインディーズZ世代の代表格バンドだそうでラフ・トレードから3枚アルバムを出している。
3年前のデビュー当時の動画を観たら高校生くらいにしか見えないんだけど(19~20歳だったらしい)、これは恐るべし!!

black midi「John L」(2021年)

ストレッチしていたらこの曲が頭の中で鳴り、とっても気持ち悪いんだけど…
でも、これはクセになっちゃうヤツだ、抗えない。


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そして全然違うけど、なぜか突然思い出したのがツェッペリン

Led Zeppelin「Trampled Under Foot」(1975)


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この曲が入っているアルバム『フィジカル・グラフィティ』を、高校生の時に鍵盤で手伝っていたハードロック・バンドのメンバーの大学生に聴かされ、全体的にものすごく怖かった印象、たぶん「カシミール」とか。 (;^ω^)
でも、この「トランプルド・アンダーフット」にハマってしまいコピーし練習。
ちょっとカッコいいオルガンソロのある曲で、雰囲気だけ真似しごまかしてた…と思う。
2枚組のLPレコードのジャケットは飛び出す絵本のように窓が切り抜かれており、窓が閉じたり開いたりする凝ったもので、まだ手元にある。

ハードロックとかプログレとかには食指が動くことはなかったため、後にも先にもツェッペリンはこのアルバムしか聴いていない、どうしてもVOが苦手だし。

映画がまだ二本立てで入れ替え制じゃなかった時代、ストーンズの映画『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』とツェッペリンの映画『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』がカップリングされていたものを友達と観に行った。
ストーンズ目当てで行ったため、ツェッペリンはそれじゃなくても辛いのに長時間モノ、途中で何度も居眠りをしながら耐えた (;^ω^)
そして、ストーンズの映画をもう一度観た思い出がある。

The Rolling Stones「Under My Thumb」(1981)


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いや~、このオープニング「A列車で行こう」に「アンダー・マイ・サム」のイントロが重なり幕が開くシーンは、何度観ても胸が震え泣きそうになるというか泣く (T_T)
これを映画館の大画面で初めて観た時の感動は凄まじかった!!

高校を卒業した年だったけど、恐ろしいことに40年後の今観ても、35度台の体温が一気に38度くらいまで上昇する感覚!!
しばらくライヴにも行っていないので忘れかけていたけど、この感覚ってライヴでしか味わえない。

ブラック・ミディ について書くつもりが…ストーンズで高揚して終わる脱線ぶり (;^ω^)